茨城県の教育委員が障害児の出産を「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などと発言し、辞職した。2013年にはダウン症などの胎児の染色体異常を調べる新型出生前診断が始まり、羊水検査などで異常が確定した人の中には中絶を選んだ人も多い。あるダウン症の青年は問いかける。「なぜ? 僕は不幸じゃない」
「言ってはいけない発言。怒ってます。辞める前に、何であんなことを言ったのか、議論したかった」
そう語るのは、あべけん太さん(28)。茨城の教育委員が、「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか」などと発言したことを父親から聞き、ネットでニュースを読んだ。
知的障害と呼ばれるのは「かわいそうとバカにされている気がして嫌い」。ダウン症など障害者専門の芸能事務所に所属し、「ダウン症のイケメン」タレントとしてテレビや講演で活躍中。IT会社にも勤めている。
「僕は不幸じゃない」 障害児発言、ダウン症青年の思い
by 仲村和代
http://www.asahi.com/articles/ASHCT3G0MHCTUTIL00Q.html
**
(写真)
仕事帰り、父親の会社に寄ったあべけん太さん(左)。性格がそっくりという2人のやりとりは、コントのようだ。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20151130003639.html
禁断の実は満月に輝く
NHK バリバラ
http://www.nhk.or.jp/baribara/special/drama/kindan_no_mi/index.html